FPSをしていると度々出てくるブースティングという言葉、皆さんは意味をご存じでしょうか?今回は「ブースティング」の意味、キャリーとの違いについて
ブースティングとは?
例えばVALORANTというゲームでは、ゲームをプレイする上でランクマッチ(コンペティティブモード)というものがあります。このモードでは右のようにランク別に分かれていて、ある程度のランク以上に行くとゲーム内で他者から尊敬されたりするわけです。将棋などでも段位があって、何段になりたいからという理由で努力したりしますが、ゲームでも同様に"このランク"に行きたいから頑張ろうと頑張っているわけです。
しかし、巷で人気のFPSは1対1で戦うものばかりでなく、3対3だったり、5対5だったりします。なので、味方が強ければある程度のレベルは勝ててしまうのです。とはいっても、1人の味方が強くて勝てた時などにいうキャリーとは若干ニュアンスが異なります。
ブースティングとキャリーは何が違う?
まずキャリーについてですが、この言葉は英語のcarryから来ており「チーム戦で勝利に導く行為をした者」を総じていう言葉です。なので、自分はあまりいい活躍が出来なかったけど、味方が頑張ってくれて勝てた時などは「キャリーしてもらえた」と言ってもいいでしょう。
ではブースティングとは何が違うのかですが、実際のところ明確な定義はありません。ただ、ブースティングの方が悪意を含んだ行為として言われています。
悪意を含んだ行為とはどういうことなのでしょうか?ブースティングでは大体下記のような行動をとったうえでブースティングをしています。
金銭的やり取りがある
チートなどの外部不正ツールを使用してのブースト行為
スマーフ行為を行ったうえでのブースト行為
金銭的やり取りとは、RMTなどを使用した代行と呼ばれる業者を使用した行為だけでなく女性がゲームが得意な男性にお願いしてブーストしてもらうことなども含みます(こちらは悪い表現ですがマンブーとも言います)。2つ目のチートなどを使用したブースト行為については以ての外ですね。3つ目のスマーフ行為については、後述する炎上事件のところで解説しますが高ランク帯の人が低ランク帯に行くためにわざと敗北を繰り返す行為です。
また、これら以外にもキャリーとブースティングの違いとしては純粋にゲームを楽しんでいるかということの違いがあります。キャリーは同レベル同士であくまで純粋にゲームを他楽しむ中で起きることですが、ブースティングは高レベルの人が低ランクの人たちに混ざってプレイするわけですから、ゲームを楽しむというより効率的にゲームのランクを上げる行為で純粋にゲームを楽しんでいるとは言えません。また、高ランク帯の人が低ランクに入ることで初心者が楽しむ場を破壊してしまう行為であり、初心者からしたら溜まったものでありません。そのため、ブースティングは「ゲームを楽しむ」という姿勢に反する行為で、悪質とされています。
ブースティングによって起きた炎上事件の事例
ブースティングによって起きた炎上事件についてはこちらの記事でご確認ください。
最後に
今回はブースティングについての意味とキャリーとの違いについて述べさせていただきました。ランクをプレイしていれば誰しもが上のランクに行きたいと思うと思いますが、そこには「ゲームを楽しむ」という姿勢が重要です。ゲームをするうえでそれだけは忘れずにプレイしたいですね。